新・読書日記 2014_082
『取材歴59年の記者が見たW杯裏表ヒストリー』(牛木素吉郎、角川oneテーマ21:2014、5、20)
「表裏」ではなく「裏表」というところがいいじゃないですか、タイトル長いけど。
取材歴59年、ワールドカップ取材が「2014ブラジル」も含めて12回というのは、ギネス物でしょう!もちろん牛木さんのお名前は存じていて、この本にも出て来る1970年ワールドカップ取材を基に書かれた本と、1974年の西ドイツワールドカップ取材を基に書かれた本は、中学生時代に図書館で借りて読んでいました。40年前の話ですが。
この本は、前半<表>は、ワールドカップの歴史の概略。懐かしく読めました。全然そういった歴史を知らない人には、適度な分量でわかりやすくていいんではないかな。
後半<裏>は、実際に現地でワールドカップを見て来た著者の、これまでどのようにして見て来たのかの"技術"と言いますか、チケットの取り方から現地の様子、飛行機の取り方や宿の取り方といった「ワールドカップの歩き方」的なもので、これは著者でしか知りえない歴史なので、大変興味深く読めました。
さあ、ワールドカップ、開幕です!!行きたかったなあ・・・・ブラジル・・・。
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