新・読書日記 2014_075
『校閲ガール』(宮木あや子、メディアファクトリー:2014、3、28)
用語懇談会の会議で、東京のプレスセンターに行った帰り、1階にある書店・ジュンク堂で見つけた一冊。やはり「プレスセンター」という場所柄、こんな本があるんだなあ。需要があるのかなあ。読書人の雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されていたそうだが、まったく知らなかった。カバーが少女漫画のようで、手塚治虫の『ブラックジャック』「ピノ子」のような女の子がペンを持っているイラストで、ちょっと50過ぎのおっさんが電車の中で読むには恥ずかしかったが、中身が面白いから堂々と電車の中で読んだ。
最近で言うと『舟を編む』が「辞書編集者」というあまり知られていない「裏方さん」にスポットライトを当てたが、今度は「校閲」という、またまた普通は陽の当たらない「裏方さん」にスポットを当てた、コミック風の小説。おもしろいよ!
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