新・ことば事情
5470「ショウ賞」
5月29日の読売新聞朝刊のベタ記事(1段だけの小さな記事)の見出しに、こんなのを見つけました。
「京大教授に『ショウ賞』」
え?「ショウ賞」・・・「少々」?
とまあ、単なる音の重なり、だじゃれっぽい感覚、ということなのですが、記事を読んでみると、それが"少々"どころか、かなり大変な賞のようなのです。
この「ショウ賞」は、香港メディア界の有力者が設立した学術賞(おそらくその"有力者"が「ショウ」さんなのでしょう)で、その「生命医学・医学部門」を、京都大学大学院理学研究科の森和俊教授が、
「細胞が不良なたんぱく質の蓄積を回避する仕組みを発見したこと」
を評価されて受賞したのだそうです。日本人の受賞者は、京都大学のあの「iPS細胞」で「ノーベル賞」を取った、
「山中伸弥教授に次いで2人目」
だそうです。ということは、森教授も近々「ノーベル賞」?と期待されるではありませんか!
そして、この「ショウ賞」の賞金は、なんと、
「100万ドル(約1億円)」
というから、「ノーベル賞並み」にビッグな賞です。全然「少々」ではありません!!
授賞式は9月24日に香港で行われるということです!
森教授、おめでとうございます!(面識はないけど)
あ、「ショウショウ」と言えば、「おそまつ君」に「ショウショウ」っていなかったっけ?「大将」の弟だから「少将」だったのかな?