新・ことば事情
5465「出雲国造」
5月27日、高円宮家の二女・典子さま(25)が、婚約の内定を発表しました。お相手は、出雲大社宮司の長男で現在、禰宜(ねぎ)の千家国麿(せんげくにまろ)さん(40)です。「縁結び」で有名なあの出雲大社の神職がご結婚。ああ、めでたい、と。
このニュースを伝える言葉の中に、
「出雲国造」
という言葉が出て来ました。この読み方を調べると
「いずものこくそう」
「いずものくにのみやこ」
の2種類の読み方が出て来ました。出雲大社のホームページでは、
「いずもこくそう」
だったので、「ミヤネ屋」ではそちらを取りましたが、辞書に載っている、
「いずものくにのみやつこ」
の説明を読んでみると、「国造(くにのみやつこ)」の「みやつこ」は、
「『み』は『御』、『つ』は『~の』の意味」
だと書かれていました。そうなのか!「造=みやつこ」の「つ」は「沖つ白波」の「つ」、「まつげ」の「つ」だったのか!そして、おそらく、
「や=家(屋)」
なのではないか?また、
「こ=子=人」
ではないか?すなわち、
「みやつこ」=「お家を作る人」
ではないか?そして、ここで言う「お家」は「八紘一宇」の「一宇」で表される、
「宇」=「屋根」
となって、
「国=一つ屋根(=ひとりの統治)の下の土地(領地)」
なのではないか?そして、もしかして、「都=みやこ」は、
「『みやつこ』から『つ』が落ちてできたのではないか?」
など、どんどん"連想ゲーム"が広がって行ったのでした。ほんとかどうかは、わからんけど。