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『道浦TIME』

新・ことば事情

5460「『あかつき』と『ひととき』」

 

ふと思いました。

「あかつき()

「つ」と、

「ひととき(一時)

「と」は、「同じではないのか?」と。

「まつげ」の「つ」は古語で「~の」の意味ですよね。つまり、

「ま(目)の毛」

「まつげ」「沖つ白波」の「つ」が「~の」の意味と同じですね。その意味では、「あかつき」の「つ」も同じではないか。つまり、「あかつき」は、

「明<=あか>(ける)・つ<=の>・(と)き」=「明ける時」

なのではないか?と思ったのです。そこからの類推で、

「き=とき(時)」

ならば、「ひととき」も、

「一<=ひと>・と<=の>・(と)き」

で、「つ」と「と」は同じ意味か?と考えたのですが、よーく見てみると、「ひととき」「ひと・と・き」ではなく、

「ひと・とき」

なのではないか?普通はそう考えますよね。

でもそうすると、そもそも「とき(時)」も、もともとは、

「き」

であったのではないか?とも考えられます。「き」・・・、

「機」か!?

答えは出ませんが、でも古語について思いをはせることが出来ました。

(2014、5、16)

2014年5月17日 12:21 | コメント (0)