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『道浦TIME』

新・ことば事情

5454「よーじや」

 

京都・祇園四条で見かけた看板。

「よーじや」

つまり「楊枝屋」ですが、これって平仮名で書くなら本来は、

「ようじや」

ですよね。でもそれじゃ、個性が出ないから、「う」の代わりに長音符号の「-」を用いて、

「よーじや」

としていると。これとよく似ているのが、本来はカタカナで「ラーメン」と書くところを平仮名で、

「らーめん」

と書く。あるいは、更にひとひねり加えて、

「らあめん」

という表記を見ることがありますね。それと似ているなと感じたのでした。特に、

「京風」

なんて頭に付こうものなら、絶対に片仮名ではなく平仮名で、

「京風らあめん」

だと思うのですね。これはなぜ?平仮名の方が、歴史を感じさせるのでしょうかね。面白いですね。

「平成ことば事情1730らあめん」と「平成ことば事情1947らうめんとらあめん」もお読みください。

(2014、5、13)

2014年5月14日 19:17 | コメント (0)