新・ことば事情
5454「よーじや」
京都・祇園四条で見かけた看板。
「よーじや」
つまり「楊枝屋」ですが、これって平仮名で書くなら本来は、
「ようじや」
ですよね。でもそれじゃ、個性が出ないから、「う」の代わりに長音符号の「-」を用いて、
「よーじや」
としていると。これとよく似ているのが、本来はカタカナで「ラーメン」と書くところを、平仮名で、
「らーめん」
と書く。あるいは、更にひとひねり加えて、
「らあめん」
という表記を見ることがありますね。それと似ているなと感じたのでした。特に、
「京風」
なんて頭に付こうものなら、絶対に片仮名ではなく平仮名で、
「京風らあめん」
だと思うのですね。これはなぜ?平仮名の方が、歴史を感じさせるのでしょうかね。面白いですね。
「平成ことば事情1730らあめん」と「平成ことば事情1947らうめんとらあめん」もお読みください。