新・ことば事情
5445「スカッパレ」
気象予報士の資格も持っている河合薫さんが、5月7日の「ミヤネ屋」で、前日の冷え込み・放射冷却現象について語った時に、
「こういう『スカッパレ』のときは」
と言ったのを宮根さんは聞き逃しませんでした。
「『スカッパレ』?そんな言葉、生まれて初めて聞きました。いわゆる『ピーカン』のこと?スカッと晴れたという意味?いやあ、初めて聞きました」
と突っ込んだのです。
たしかに私も初めて聞いた言葉です。河合さんは、
「いやあ、まあ、スッキリと晴れたということで・・・」
というように少し恥ずかしそうにしていましたが、もしかしたら専門家の間では、そういう言い方をするのかもしれません。グーグル検索をしたら(5月7日)、
「スカッパレ」=3940件
も出て来ました。その中には、2010年のブログで、
「お天気のお兄さんが『スカッパレ』を使っていた」
という記述もありました。専門家の中では、どうやら使われている言葉みたいですね。
国語辞典をいくつか引きましたが、「スカッパレ」は載っていませんでした。
(追記)
さっき、お天気の蓬莱大介さんが、話しかけて来ました。
「道浦さん、今日の『かんさい情報ネットten.』で、あしたの天気の話で『スカッパレ』って言葉を使おうと思ってネット検索していたら、道浦さんのサイトが出て来ました!」
「へえー、なんて書いてあったの?」(もう忘れてる)
「『ミヤネ屋』で河合薫さんが使ってたけど、専門用語ではないか?って。あれって、テレビ朝日関係の人はよく使うんですよ」
「へえー、そうなの?ウェザーニューズ関係の言葉じゃないの?」
「そうかもしれませんが、なんか『テレ朝』では、よく聞きます」
という会話があって、その後テレビを見ていたら確かに、
「スカッパレ」
という言葉を、蓬莱さん、使っていました。
あした、「建国記念の日」の関西は、「スカッパレ」だそうですよ!「アッパレ!」
(2016、2、10)