新・ことば事情
5439「OPAQUE」
近所のショッピングモールが新しくなって、お店の数もものすごく増えました。しかしその大半のお店の名前が、
「アルファベットで書かれている」
のです。カタカナでさえなく、パッと見ると、
「外国のショッピング街に来たような感じ」
なのです。店名も覚えられない・・・と言う前に、読めない。例えば、
「OPAQUE」
これって、どう読むのでしょうか?私は、
「オパケ」
だと思いました。オパケのQ太郎。
まあ、最近はネットで(スマホで)検索すればすぐわかりますから、検索検索・・・。
載っていました。おお、これは
「オペーク」
と読むのですか!ムズカシイな。こんなんじゃ読めないし、そもそも店名が読めない店へ行こうとも思わないよな・・・・と思ったところで初めて気づきました!
「これが読めないようなおっさんには、来ていらない」
のです。
「客を選んでいる」
のです。こういった店名が(たとえ読めなくても)、
「カッコイイ!!」
と思うお客様に来てもらうという、そういう、
「客選びのための"店名決定"」
なのではないか?と思い当ったのです。
その意味では、見事にその目的を達しているなあと感じたのでした。
そのお店の前の看板に、
「VlliVlli(ヴリヴリ)」
という言葉も出ていました。ネイルの新しいブランドなんだそうですが、なんだかすごい響きですなあ。「ローマ数字」の
「7(Ⅶ)」
みたいな感じですね。これも読まれへんわ。