新・読書日記 2014_051
『大学教授がガンになってわかったこと』(山口仲美、幻冬舎新書:2014、3、30)
山口仲美先生と言えば、埼玉大学などで教鞭を執られ、現在は明治大学の教授。1943年生まれ日本語の先生で、本もたくさん書かれている。擬態語などに詳しく、若者(大学生)の言葉に関しての本も出されている。これまでに何冊も本を読んだことがある。その山口先生が、ガンの闘病生活をされていたとは!ビックリしました。
2009年に大腸ガン、2013年に膵臓ガン。
プロローグに、
「あ~あ、死期は近いのう。」
と記している。自らの病も客観的に見られるというのは、すごい。如何に病院を選び、医師を選び、悩み、決断をし、闘病しているかが、それほど湿っぽくない筆致で記されていた。でもやはり、相当悩まれたのであろうなあと推測する。懸命の闘病は、今も続いているのだろう。頑張ってください!
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