新・ことば事情
5423「ミニ丼の大盛り」
昼休みに会社の食堂に行ったら、今日の目玉メニューは、
「チャーシュー丼」
でした。お、うまそうだな。でもカロリー高そう。
その辺を考慮してか、なんと、
「ミニ丼」
というものも用意されているではないですか!至れり尽くせりだなあ。
ちょっと食指が動きましたが、それを我慢して野菜系のメニューにしました。
すると、私の次に並んでいたT君が、こんな注文の仕方をしているのが聞こえました。
「ミニ丼の大盛りってできますか?」
え?何それ?「大盛り」を食べたいのなら「ミニ丼」を頼まずに「普通のチャーシュー丼」を頼んだらいいじゃないか!?と思いつつ、まんまと「ミニ丼の御大盛り」という要求が通ったT君に、
「『ミニ丼の大盛り』って、どこがどう違うの?」
と聞くと、
「チャーシューは『ミニ丼』のままで、ご飯だけ大盛りにしてもらったんです。」
値段の面で言うと、「普通のチャ-シュー丼」は324円、「ミニ丼」は半額の162円なのです。また、会社の食堂は(会社から福利厚生としてコメの現物支給があるので)、
「ご飯は無料」
なので、「ご飯だけ大盛り」にしても、
「値段は『ミニ丼』と同じ」
なのです。なるほどなあ、「おサイフにもやさしい」というヤツですか。でも、ご飯のカロリーも、結構あるけどなあ・・・T君は若いから大丈夫なのか。色々と考えてますね。