新・ことば事情
5401「日露か?日ロか?3」
3月19日、ロシアによる、ウクライナ「クリミア編入」を受けて日本で開かれていた、
「第6回日露投資セミナー」
の会場の周囲には、在日のウクライナ人たちが、
「ロシアとの商取り引きは、戦争に加担することだ」
などと抗議のアピールを行っている様子を、NHKのニュースで放送していました。
そのセミナーの表記は、漢字で、
「日露」
でした。またセミナーの主催者は、
「経済産業省、ロシア経済発展省、日露貿易投資促進機構」
で、この団体も、
「日露」
と「漢字」で「露」と書かれています。
しかし、インタビューに答えていた経団連の人(住友商事・岡素之相談役)の所属は、
「経団連・日ロ経済委員会」
の委員長ということで、
「日ロ」
という「カタカナの混じった表記」でした。
やはり、ロシア関係の団体でも、両方の表記があるようです。