新・読書日記 2014_032
『ガンコロリン』(海堂尊、新潮社:2013、10、20)
表題作ほか5編の短編集。「チームバチスタ」シリーズなどでおなじみの海堂尊先生。チラッと、そんなシリーズでおなじみの人も出てきたりして。うまいこと、世界を構築しているなあ。
「ガンコロリン」は、がんの特効薬ができたというお話。ちょっとオボカタさんのことを思い浮かべたりしながら。TPP推進に対して海堂先生は大反対なんだな、と。皮肉を込めた「A病院からC病院というランク付け」の物語など。楽しめます。
(☆3つ半)
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