新・読書日記 2014_022
『ミツバチの大量死は警告する』(岡田幹治、集英社新書:2013、12、22)
ミツバチが不足しているという話は、以前聞いた気がしていた。だから「ミツバチ泥棒」(ミツバチの巣箱を盗む)のニュースも、何度か耳にし目にし、
「そんなものを盗む人がいるんだ」
と思っていたが、事態はもっと深く静かに深刻に進行していたのだ。
これが若いライターさんが書いたのだったら「へえー」程度だが、1940年生まれ、70歳を超えた超ベテランのフリージャーナリストの方が書いているので、
「え!そうだったの」
と思ってしまった。
ミツバチが減った原因は「ネオニコチノイド系」の「新しい農薬」にあったというのだ。ミツバチの減少は、受粉・授粉ができなくなるので、作物の減収につながる。しかもこれは日本に限った問題ではなく、世界的規模の話だと。私たちに今、できることは?
うーむ、深い問題である。
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