新・読書日記 2014_015
『おつまみワイン100本勝負』(山本昭彦、朝日新書:2013、12、30)
ありとあらゆる食材に「これでもか!」とマリアージュ(=ワインと料理の組み合わせ)を求める100本は、まるで「ワインの武者修行」のようにも感じられる。「そんなものにワインを合わせなくても、日本酒でええやん!」「ビールでええやろ」と思わないこともないが、これはつまり「ワインの可能性を追求したもの」であると考えれば、「なるほどなあ」とも思える。以前「キムチに合う赤ワイン」というのを飲んでみて「たしかに合わなくもない」と感じたが、「でも、ビールの方がいいし、マッコリなら、なおさら」と思ったものだった。
こんな本を読んでいると、ついつい、またワインを飲みたくなるのだ。
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