Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

5357「液卵&割卵」

 

「液卵」

と書いて、

「えきらん」

と読みます。2月16日放送の読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』で紹介していました。

ケーキやパン、カマボコなどに使われているのが、この「液卵」。

牛乳パックのような物の中身は「卵」、これが「液卵」。「液卵」には、

「全卵」「卵黄」「卵白」

の3種類があるのだそうです。紹介されていた会社の工場では、1日40トン、70万個の卵を液状にしていくんだそうです。年間8億個!

『三省堂国語辞典第7版』に「液卵」が載っているかなあと思って引いてみたら、載っていませんでした。業界用語だからね。

そして、卵を割る作業をする部屋(機械で)には、

「割卵室」

というプレート表示が。「割卵」は、

「かつらん」

と読むそうで「割卵器」は、

「かつらんき」

と、ナレーションで森アナウンサーが読んでいました。これも「三国」に載っているかなあと思って引いてみたら、なんと「割卵」は載っていました!

「かつらん(割卵)」=(文)たまごを割ること。「割卵機」「割卵工場」

さすが!です。

(2014、2、16)

2014年2月17日 16:10 | コメント (0)