新・読書日記 2014_005
『迷わない。』(櫻井よしこ、文春新書:2013、12、20)
必ずしも櫻井さんの主張に賛成というわけではないが、芯のしっかりした、人間としては素晴らしい人だと思う。
しかし、その昔「きょうの出来事」で、水中カメラマンの中村征夫さんがゲスト出演した時に、「このお魚はなんとおっしゃるの?」「まあ、かわいい」と言っていた櫻井さんが、今のようなバリバリの愛国活動をされるようになったのはどういった経緯があったのか?興味のあるところだが、この本は「自叙伝」のように、その辺りの経緯についても包み隠さず記されている。櫻井さんの生き方の芯にあるのは、この本のタイトルどおり「迷わない」なのだなあ。
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