新・読書日記 2013_186
『反対尋問の手法に学ぶ嘘を見破る質問力』(荘司雅彦、ちくま文庫:2013、9、10)
著者は1958年生まれ。東大法学部を出て、旧・日本長期信用銀行に入り、4年で野村投資信託へ。1年で辞めて、2年後に司法試験に合格。3年後に弁護士登録。なかなかすごい経歴だが、あんまりひとところに落ち着くのは好きじゃないのだろうか?
そういった弁護士としての経験から、「反対尋問」というのは「華麗なる芸術」であると。その技術を身に付けることで、相手の嘘を見破ることができると説く。とっても興味が湧きますね。ビジネスでも応用できると。みんなが使ったらどうなるのだろうか?とは思うけど、まあ、そうはならないのでしょう。「記憶はあいまい」「女は男より上手に嘘をつく」「理由は後付け」など、ふんふん、確かにそうだと思う事が書かれていて、面白かったです。
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