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『道浦TIME』

新・ことば事情

5273「愛の讃歌か?愛の賛歌か?」

 

作詞家の岩谷時子さんが亡くなりました。

その代表作の一つに越路吹雪さんが歌った「愛の讃歌」があります。この、

「讃歌」

ですが、いわゆる「常用漢字」に「讃」が入っていないので、普通は、

「賛歌」

と書きます。でもこれは「曲のタイトル」、つまり「固有名詞」なので、ルビを振って、

「愛の讃歌(さんか)」

とこれまではしてきたと思います。今回、岩谷さんをご紹介するにあたって、改めて調べてみたら、最初に出たレコードのジャケットに記された文字は、なんと、

「愛の賛歌」

だったのです!でもサイトでの曲目紹介では、

「愛の讃歌」

になっていました。どうやら当初は「賛歌」だったものが、どこかの段階で「讃歌」に変ったのではないでしょうか?うーん、ややこしいなあ。

結局、この日の「ミヤネ屋」では、みんなによく知られている方の表記の、

「愛の讃歌」

を使って放送しました。

「雪山讃歌」はどうなんだろうか?

また今度、時間のある時に調べてみようっと!

(2013、11、10)

2013年11月11日 19:43 | コメント (0)