新・ことば事情
5271「大麻草のアクセント」
2013年11月7日の読売テレビのお昼のニュースで、Yアナウンサーが、
「大麻草」
のアクセントを「中高アクセント」で、
「タ/イマ\ソー」
と読んでしまいました。放送終了後に、
「『大麻草』のアクセントは『平板アクセント』だよ。大体『○○草』という場合は『すみれ草』も『かすみ草』も『月見草』も、全部『平板アクセント』!」
と伝えると、
「え・・・そうなんですか」
と驚いていました。その様子を見ていた、
「あれ・・・これは以前にも・・・そうだ、前にも『すみれ草』のアクセントを間違ってたな、Yアナは」
と思い出して、思わず、
「おまえ、この前も間違えただろ!」
と言ってから「平成ことば事情」を検索したら、なんとこの前(2011年3月)に間違っていたのは、「Iアナウンサー」でした。山ちゃん、ゴメン。あ、名前出しちゃった。
ただ「月見草」「すみれ草」「かすみ草」は「草」の前の「月見」「すみれ」「かすみ」が、
「ツ/キミ」「ス/ミレ」「カ/スミ」
と全て「平板アクセント」なのに対して、「大麻」は「頭高アクセント」で、
「タ\イマ」
なので、その辺りもあって、
「ほかの『○○草』とはアクセントが違う」
と思い込んだのかもしれない、という話も出ました。もし、
「タ/イマ\ソー(大間荘)で、タ/イマソー(大麻草)を栽培」
していたら、ややこしいですね。
平成ことば事情4342「すみれ草のアクセント」もお読みください。