新・ことば事情
5262「大陪審」
おとといの「ミヤネ屋」で、17年前にアメリカで起きたジョンベネちゃん殺人事件で新事実!という特集を放送しました。その中で出て来た言葉に、
「大陪審」
がありました。日本にはありませんよね、「大陪審」は。英語ではなんというか調べると(というか、英語の文書の翻訳版だったので)、
「jury」
でした。「ジュアリー」・・・「ジュリー」!
そうか、ロンドンオリンピックの柔道で出て来た「ジュリー」と同じですね!
あの時は、
「なぜ沢田研二が、五輪柔道に突然、出て来るんだ?」
と思ったのですが・・・ほんとに。それで、その時に「ジュリー」について書きかけて、ほったらかしになっていた文章がこれ。
『平成ことば事情4800「ジュリー」
ロンドンオリンピック柔道の海老沼選手が、韓国選手との対戦で判定が覆る椿事がありましたが、その審判、主審1人・副審2人、そしてもう1人、
「ジュリー」
と呼ばれる人がいます。また、開会式での「宣誓」でも、選手代表・コーチ代表と並んで「ジュリー」が出てきました。「審判団代表」としてです。そもそも、この「ジュリー」とは何語なのか?意味は「審判」でいいのか?そのあたりが疑問です。』
(2012、7、30)
その疑問が、1年3か月ぶりに解決!!
英和辞典によると「jury」の意味としては、
「(1)陪審、陪審員団(2)(展示会・協議会などの)審査員団審査委員会」
とありました。納得です!
(追記)
この「大陪審」という言葉を聞いた隣の席のOさん、
「大陪審って、アンパンマンに出て来るバイキンマンの別れの挨拶の『バイバイキン』に似てますね」
だって。たしかに!似てますね!
(2013、10、30)