新・読書日記 2013_164
『人間にとって成熟とは何か』(曽野綾子、幻冬舎新書:2013、7、30第1刷・2013、8、22第3刷)
このところ、すごいペースで新書を出しているように思える曽野綾子。とても80歳を超えているようには思えないほど精力的だ。
この本でひかれたのは、「尊敬を得ようとするな」ということ。ああ、これは人間的な成熟ではなく「未熟」なんだなと。ついつい注目されたくなるということ自体が"煩悩"ですな。他人は他人、自分は自分。比較しない。自分の信じる道を行くことこそが「成熟」。なんだか宗教っぽいなあ。
star3