新・読書日記 2013_147
『被災地から問うこの国のかたち』(玄侑宗久・和合亮一・赤坂憲雄、イースト新書:2013、6,6)
3人の著者(話者)の中で、一番ズシーンと伝わったのは、福島在住の詩人・和合亮一さんの話だった。高校教師であり、詩人である和合さん。本は講演を書き留めたものだが、その言葉を読みながらボールペンで赤線を引いていたら、ほぼ全部、赤線を引いてしまった。出演者からの質問で「高校教師はやめないのか?」という問いに対して「高校教師をすることと、詩人であることは両輪」というように答えていたが、これはわかる気がした。また、福島で被害に遭った地元の人25人にインタビューした本もあるという。まるでジャーナリストだ。その本も読むぞ!と思い、この本を読んだ後に本屋さんに注文したら、とっても分厚い本が届いた。
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