新・ことば事情
5224「カルチャー」
「culture(カルチャー)」
という言葉は、日本語では、
「文化」
と訳されますが、よくよく見ると「原語」として、
「耕された(cult)もの(ure)→精神の耕作」
とあります。
「精神の耕作」とは、どこを耕すのか?もちろん具体的には、
「脳みそ」
という「畑」ですね。耕さない畑は、「耕作放棄地」。その荒れ果てた「畑」に、時がたってから作物を植えるのには、相当の苦労を要します。脳みそもまた同じですよね!
『開高健名言事典 漂えど沈まず~巨匠が愛した名句・警句・冗句200選』(滝田誠一郎、小学館)という本を読んでいたら、こんな言葉が出て来ました。
「人の一生の本質は 二十五歳までの経験と思考が決定する」(「最後の晩餐」光文社文庫)
やはり、
「鉄は熱いうちに打て」
という言葉もありますしね。基本姿勢は若いうちに・・・ということですね。え?もう手遅れ?・・・