新・読書日記 2013_133
『増補版 誤植読本』(高橋輝次、ちくま文庫:2013、6、13)
アンソロジー。東京書籍から2000年7月に刊行されたものは、買って読んだが、今回は文庫化にあたって林真理子、坪田稔典、佐多稲子、多田道太郎、小宮豊隆、十川信介のエッセイを追加した53篇。読みごたえはある、昔から誤植には悩まされていたんだなあと言う、誤植の歴史も読み取れるが、それにしても事情はあんまり変わっていないんだなあと。そして、ワープロ・パソコンのDTPになってからは「同音異義語の変換ミス」の誤植が多くなっている様子も、はっきりと見て取れた。
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