新・読書日記 2013_130
『日本人はこれから何を買うのか?「超おひとりさま社会」の消費と行動』(三浦展、光文社新書:2013、4、20)
これまでの本だったら、サブタイトルとタイトルが逆だった。つまり、
『超おひとりさま社会の消費と行動~日本人はこれから何を買うのか?』
となっていたと思うが、それだと学術書っぽいので、さかさまにすると、すごく説明的なタイトルになった、という感じ。最近の傾向かな。
こういったデータから社会の動きを読み解く第一人者の三浦さん。最初の方はデータばかりであまり面白くなかったが、要は、これまで女性の老後を指して「おひとり様」と呼ばれてきたのが、今後は男女を問わずみんな「おひとり様」になると。その消費状況に対応していくことが必要で、そこで必要とされるのは「ケアサービス」。それは「コミュニティー」を作っていくことにも通じる。つまり「コミュニティーコンビニ」という形態が、今後必要とされるという主張である。詳しくは本書を読んでください。
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