新・ことば事情
5202「『ヘリ』か?『ヘリコ』か?」
2013年8月5日に沖縄・宜野座村のキャンプハンセンでヘリコプターHH60が墜落した事故がありました。そのニュースを伝えるスーパーの中に、
「墜落したヘリコを目撃した住民は」
というものがあり、
「『ヘリコ』は業界用語だろう!ふつう『ヘリコプター』の略称は『ヘリ』だろ!」
ということで修正をしましたが、それを受けて、また「ヘリ」と言うか「ヘリコ」と言うかという議論が起きました。
「『ヘリコ』は関西弁でしょう!東京の人は『ヘリ』としか言わない」
「いや、放送業界では東京でも『ヘリコ』と言うのではないか?」
「『ヘリコ』と『ヘリ』の違いは、『マクド』と『マック』の違いのようなものではないか?」
などなど、議論百出!そこで改めて、調べてみることに。
ネット検索をしてみたら、「知泉wiki」というサイトで2009年4月16日に、こんなことが書かれていました。
『ヘリコプターのことを普通一般的に「ヘリ」と略しニュースなどでも使うが、NHKでは何故か「ヘリコ」と略す。実は「ヘリコプター」という名前はギリシャ語で「螺旋」を意味する「ヘリコ:helico」と「翼」を意味する「プテロン:pteron」を合成した名前なので、ヘリコと区切るのが語源的には正しいのです。』
へーへーへーへーへー。(懐かしい「トリビアの泉」ふうに)
そうだったのか!
「平成ことば事情1927 ヘリコ」もお読みください。