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『道浦TIME』

新・ことば事情

5186「『いろはにほへと』のアクセント」

 

「いろはにほへと」

と書かれた木簡が見つかったニュースを、6月下旬の読売テレビの夕方の関西ローカルニュースで伝えていました。そのアクセントを、関西出身の女性アナウンサーは、

「イ\ロハニホヘト」

と「頭高アクセント」で読みました。これに違和感が。普通は、

「イ/ロ\ハニホヘト」 

ではないのか?あれ?でも「いろは」は、

「イ/ロ\ハ」(中高)

と、もう一つ、「物事の・・・」という場合は、

「イ\ロハ」(頭高)

いうアクセントもあるのではないか?と思い、ちょうど用語懇談会の放送分科会が、翌日日に開かれたので、各社の委員の皆さんに、

(A)「イ\ロハニホヘト」  (B)「イ/ロ\ハニホヘト」

アクセントはどちらでしょうか?と聞いてみました。すると、回答は全社、

(B)「イ/ロ\ハニホヘト」

でした。そして、

「(A)は関西なまりのアクセントでしょう」

という答えが返ってきました。やっぱり、そうだったのか!

(2013、7、24)

2013年7月25日 10:25 | コメント (0)