新・ことば事情
5173「バーバリアンと蛮族」
ヨーロッパで、
「蛮族」
のことを、
「バーバリアン」
と言いますが、これと、「ノンバーバル・コミュニケーション」(「言葉」を使わない身振り手振り等のコミュニケーション)の、
「バーバル」
は関係あるのでしょうか?また、
「ベルベル人とバーバリアン」
の語源は同じなんでしょうか?などと疑問を持っていたらある本に、
「『ベルベル人』は、『ギリシャ語』では『バルバロイ』と言う」
と書いてありました!つまり、ギリシア人から見て、
「訳の分からないことをしゃべる人」
が「バルベルベル人」で「バルバロイ」。その「バルバロイ」が「バーバリー」になり、その人を「バーバリアン」と呼ぶようになったのではないか?と推測できますね。(できませんか?)
ギリシャ人から見れば
がいっぱいいる「野蛮な土地」だったのでしょう。また「ベルベル人」は、「モロッコ」にも多いのだそうです。この基本には、
「地中海沿岸文明」
ということがあったのではないか?と思うわけです。「バベルの塔」の「バベル」と「バルバロイ」も関係ありそうだな。