新・ことば事情
5154「聖路加の読み方」
以前、
「『聖路加病院』の読み方は『せいろか』ではなく、正しくは『せいルカ』だ」
と聞いたことがありました。日野原重明先生のインタビュー記事か何かでも、「聖路加」の横に、
「せいルカ」
とルビが振ってあった記事を読んだ覚えもあります。
2013年3月19日、「ミヤネ屋」パネルコーナーのゲストとして、
「聖路加病院」
の先生が来てくださいました。そこで、チャンスとばかり、担当ディレクターに、
「『聖路加病院』の読み方は、本来は『せいルカ』だと聞いたことがあるので、先生に確認してみて」
とお願いしたところ、その先生は、
「『せいろか』でいいです」
と答えられたとのことでした。
2010年5月4日に放送していた、NHKの番組で、「二本の木」というのを竹下景子さんが朗読をしていた番組で、男性ナレーターは「聖路加病院」を、
「せいろか」
と読んでいたというメモが出てきました。
なお、「聖路加」の「路加」は、聖書の四つの福音書「マタイ」「ルカ」「マルコ」「ヨハネ」の「ルカ」で英語では「ルーク」なのだそうです。
海外ドラマの「ER」に「ルカ」という名前のお医者さんが出てきますね。
(追記)
2010年5月に書いた「平成ことば事情3985竹下景子さんと片岡仁左衛門さんのナレーション」で、2010年の5月4日の午前10時から11時20分までNHK総合テレビで放送していた「二本の木」という朗読とドキュメンタリーをあわせた番組の中で、ナレーターの竹下景子さんと片岡仁左衛門さんが共に、
「『聖路加病院』を『せいろか』(「せいるか」ではなく)と読んでいた」
と記していました。
(2013、7、5)