新・ことば事情
5148「子宮頸がん征圧」
「『征圧』って、そんな言葉、使うの?」
と、先日、「ミヤネ屋」のWプロデューサーから疑問の声が上がりました。
原稿を見ると、
「子宮頸がん征圧」
とありました。その文字を見て、子どもの頃の記憶がよみがえってきました。昔、たぶん昭和40年代に、
「がん征圧週間」
とかなんかの「記念切手」が出たのを覚えています。「切手少年」でしたからね、私。今も持っていますよ。
でも、「せいあつ」の文字は、
「制圧」
ではなかったかな?思ったのですが、辞書を引くと「病気を抑え込む」のは、
「征圧」
で良いのですね。久々に、当時出た「がん征圧」の記念切手の映像をネットで検索してしまいました。ネットで見ると、当時この切手のデザインを公募したら、「盗作疑惑」が相次いで、結構大変だったみたいですが・・・。