新・ことば事情
5147「ささやかのささ」
「ささやか」と「ささやき」の「ささ」って何?
と、ふと思いました。よく「ふと」思うんですが、これは実は、
「見上げてごらん夜の星を」
というおなじみの曲を合唱で歌っていて、そのなかに出て来る歌詞の、
「ささやかな しあわせを」
という部分を歌う時に「ふと」思いついたんですね。
例えば、「つややか」の「つや」は「艶」ですね。「やか」は「そういった様子を示す接尾語」的なもの。
「あざやか」「はなやか」「ひそやか」「あでやか」
などなど、ありますね。
一方、「ささやき」の「やき」は、「ささやく」の名詞化。「つぶやく」が「つぶやき」になったみたい。「つぶやき」の「つぶ」は、「ぶつぶつ言う」の「ぶつぶつ」と同じかな?
やはりそう考えると、「ささやか」と「ささやき」の「ささ」は同じ語源でしょう。
「ささ」は「佐々木」の「佐々」?いやいや、「小小」で「ささ」。
「ちいさい」
という意味ではないでしょうか?