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『道浦TIME』

新・ことば事情

5147「ささやかのささ」

 

「ささやか」と「ささやき」の「ささ」って何?

と、ふと思いました。よく「ふと」思うんですが、これは実は、

「見上げてごらん夜の星を」

というおなじみの曲を合唱で歌っていて、そのなかに出て来る歌詞の、

「ささやかな しあわせを」

という部分を歌う時に「ふと」思いついたんですね。

例えば、「つややか」の「つや」は「艶」ですね。「やか」「そういった様子を示す接尾語」的なもの。

「あざやか」「はなやか」「ひそやか」「あでやか」

などなど、ありますね。

一方、「ささやき」の「やき」は、「ささやく」の名詞化。「つぶやく」が「つぶやき」になったみたい。「つぶやき」の「つぶ」は、「ぶつぶつ言う」の「ぶつぶつ」と同じかな?

やはりそう考えると、「ささやか」と「ささやき」の「ささ」は同じ語源でしょう。

「ささ」は「佐々木」の「佐々」?いやいや、「小小」で「ささ」。

「ちいさい」

という意味ではないでしょうか?

(2013、6、27)

2013年6月27日 21:19 | コメント (0)