新・ことば事情
5145「足の親指」
「ミヤネ屋」で、足のトラブル対策を特集しました。その際に、
「足の人さし指」
という表現を使ったところ、視聴者の方から、
「足の指は『親指』『人さし指』などとは言わない」
というご指摘を頂きました。
たしかに「人をさす」のは「手の指」ですね、足で指すような横着なことは、まあ、ない。では、「足の指の正式名称」は?というと、「親指」は、
「母趾」(第一趾。俗に言う「親指」。「外反母趾」の「母趾」)
「人さし指」は、
「第二趾」
以下、第三趾、第四趾、小趾(第五趾、コユビとも)だそうです。
まあ、「足の親指」と言っても、「絶対間違い」とまでは言えないのでは?とは思うのですが・・・。
なお、「指」という字は「手」だから「手へん」。「足のゆび」は「足へん」で「趾」。でもこれは表外字(常用漢字ではない)なので、書きにくいわなあ。ちょっと難しい字ですね。