新・ことば事情
5144「マッチは死語か?」
6月25日に、ニコニコ動画の生放送で「第3回 道浦俊彦のことばのことばかり」を放送しました。今回のテーマは「死語」。ということで、一つ思いついたのが、
「マッチ」
です。昔は喫茶店に入ったら必ずマッチがおいてあって、そのデザインがおしゃれだったりして、マッチ(箱)を必ずもらってきて集めたりしました。
しかし、「喫煙者の減少」に伴って、また「オール電化住宅」の増加に伴って、生活の中から「マッチ」というものの存在が、消えて来ているのではないでしょうか?
子どもの誕生日のケーキのロウソクに火を点けるのも、「マッチ」ではなくて、
「チャッカマン」(商品名)
だったりしませんか?夏に「花火」で遊ぶときも、マッチは使わなくなっているのではなりませんか?うちは、そうです。
でも、マッチを擦る練習をしておかないと、ひ弱な大人になってしまいはせぬか?と、ちょと心配です・・・。
「マッチ」が消えたら、
「火の用心 マッチ一本 火事の元」
という標語の意味も伝わらなくなる。でも、「マッチ」が消えたら「火」もつかないから、かえって「火の用心」になるのかな?