新・ことば事情
5129「ジャカランダ」
皆さんは、
「ジャカランダ」
という花をご存じですか?
紫色・藤色の小さな花が木にいっぱい咲いています。
ポルトガルの春を代表する花「ジャカランダ」の写真が送られてきました。
何を隠そう、私は十数年来、大阪日本ポルトガル協会の会員でもあるので、定期的にこういった通信が送られてくるのです。
こんなことでもないと、この花を知ることはなかったかもしれません。
「春の花」と言えば、日本ではなんと言っても、
「桜=ソメイヨシノ」
ですけれど、異国情緒と言うか、まさにお国柄。国それぞれなんでしょうねえ・・・と思っていたら、翌日、大阪ポルトガル協会からの写真を見た、大阪・寝屋川市の会員の森本佳明さんという方が、
「我が家のジャカランダも今満開です」
というメールを写真つきで送られてきました。きれいですねえ。
あ、本当だ。おんなじ花だ!
日本でも見られるんですね、ジャカランダ。辞書(『広辞苑』)を引くと、
「ノウゼンカズラ科の一属。熱帯アメリカ原産。ブラジル産の一種は高さ10余メートルの落葉高木。(中略)青紫色で長鐘形の美花を多数つける。熱帯地方で街路樹や庭樹として広く栽培。ハカランダ(スペイン語読み)」
とありました。