新・ことば事情
5124「激おこぷんぷん丸」
教えに行っている甲南大学の学生たちに、
「あなたの周囲で使っている、あるいは目に・耳にしたことがある若者言葉を教えてください」
と問うたところ、何人かが書いてきたものに、この、
「激おこぷんぷん丸」
がありました。なんでも、
「怒りの6段活用」
というのがあるらしく、
「おこ」→「まじおこ」→「激おこぷんぷん丸」→「ムカ着火ファイアー」→「カム着火インフェルノォォォオオウ」→「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんどりーむ」
という順序で、「怒り」の程度が上がっていくのだそうです。
そういえば、読売新聞の夕刊の特集で見たことがあるような気がしてきた。4月ぐらいかな。(2013年4月24日夕刊でした)
それぞれの使用頻度をネット上でグーグル検索で調べてみると(6月11日)、
「おこ」 =791万0000件
「まじおこ」 = 5万0800件
「激おこぷんぷん丸」 =981万0000件
「ムカ着火ファイアー」= 30万9000件
「カム着火インフェルノォォォオオウ」=2850件
「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんどりーむ」=2290件
ということで、一番よく使われているのは、
「激おこぷんぷん丸」
そして、一番程度の軽い、
「おこ」
ですね。「ムカ着火ファイアー」以上の怒りは、名前が長いせいか(?)それほどは使われていないようです。