新・ことば事情
5108「バイクのアクセント」
2日前、会社に行く途中の道で、パンフレットを配っていました。その際に、お姉さんが、「バ/イクノイベントでーす」
と言っていました。
「俳句のイベント」
かと思ったら、
「バ/イク」(平板アクセント)
のイベントでした。やっぱり「専門家アクセント」で、「バイク」という言葉に親しんでいる人は「平板」で発音するんだなと思いました。
そして、けさ。
また同じイベントのパンフレットを配っていたので、またもらってしまいました。行かないのに。ところが今回は、なんと、
「バ\イクノ・イ/ベントでーす」
というように、
「バ\イク」
と「頭高アクセント」で話しかけられたのです。向こう側で配っているもう一人のお姉さんの声も聞こえましたが、やはり「頭高」の「バ\イク」と言っているようでした。
これはいったいどういうことか?考えました。
(1) 若者風に「バ/イク」と言ったところ「俳句」と勘違いされて、パンフレットを受け取ってもらえないので、中高年向けのアクセントに変更した。
(2) 2日前は私が「若者」と認識されたか「バイク好きの中年」と認識されたが、けさは「特にバイクが興味あるようには見えない、単なる中高年」と認識された。
(3) 2日前にパンフを配っていたお姉さんのほうが、けさ配っていたお姉さんより若かった。
さあ、正解はどれでしょうねえ・・・私も分かりません。