新・読書日記 2013_097
『カイジ「命より重い!」お金の話』(小暮太一、サンマーク出版:2013、4、25初版・2013、5、10第2刷)
著者の本は、これまでに、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)を去年読んだ。今回は「マンガ」とのコラボだが、著者の側が「カイジ」を使わせてほしいとお願いして実現したのだそうだ。
マンガの「カイジ」は、私は読んでいないが、映画化されたものは見たし、「カイジ」の著者の別の作品は読んだことがある。最初の章「ようこそ、クズのみなさま」で出て来るクイズ、ま、実際読んでもらったらいいのだが、「こんな問題を間違っちゃったら、そりゃあ、ケガするわ」という問題だが・・・。やっぱり「生活費のための借金は、しちゃだめだ」というところに、結論は落ち着きそうな感じだ。でも・・・そんなことはわかっていても借金せざるを得ない人たちがたくさんいるのも事実。何と日本の国民全体の8人に1人が消費者金融を利用しているというのだから。「欲望を加速させる"ご褒美"思考」「お金を使えば使うほど、1円が軽くなる」「お金で"幸せ"は手に入らないが、お金で"自由"は手に入る」といたあたり、納得させられた。
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