新・ことば事情
5104「きゃりーぱみゅぱみゅ他」
アナウンサー泣かせの芸名のトップといえば、やはり、
「きゃりーぱみゅぱみゅ」
ではないでしょうか。これを言いやすくするには、
「『ドラえもん』のようにしゃべる」
と言われますが、実際にやってみると、それは、
「単にゆっくりベタベタと、母音をくっつけてしゃべる」
ことに他ならず、早口ではとても言えそうもありません。あとは練習を繰り返すしかないのかなあと思います。
さて、それ以外にも言いにくい名前や言い回しはたくさんありますが、例えば、アール・ヌーボーを代表する画家の、
「アルフォンス・ミュシャ」
を取り入れた早口言葉、
「ミュシャ、模写、武者。武者、モシャ、ミュシャ」
いかがでしょうか?これも言いにくい。そして、先日のカンヌ国際映画祭でグランプリの「パルムドール」を獲得したフランス人監督の名前、
「アブデラティフ・ケシシュ」
も言いにくい。それから、ポーランド出身の指揮者で、
「スタニスワフ・ スクロヴァチェフスキ」
これも難易度は高い。さらに、「白鳥の湖」で有名な男ばかりのバレエ団、
「トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」
・・・さあ、皆さん、続けて言いってみましょう!
「アルフォンス・ミュシャ、アブデラティフ・ケシシュ、スタニスワフ・
スクロヴァチェフスキ、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団」
あ・・・舌、噛んだ・・・・・。