Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

5103「まぶしい」

 

朝。外に出ると日差しがまぶしく、思わず手でひさしを作りました。

その時にハッと思ったのは、

「まぶしい」

という言葉の語源は、

「目伏しい」

ではないか?ということです。

ご存じのように「目」の読み方には、

「メ・マ」

の両方があり、

「目深に」「まぶた(瞼)」「まつ毛」

等の「ま」=「目」ですね。「まぶしい」は漢字で書くと、

「眩しい」

ですが、これは「目がくらむ」という漢字の成り立ちではないか?ある意味「当て字」っぽい感じもします。

本当のところはどうなんでしょうか?『新潮日本語漢字辞典』「眩」を引くと、

「くらむ=強い光が目に入って、一時的に目が良く見えない状態になる」

とあります。その通り。そして、

「まぶしい・まばゆい=光の刺激が強く手、目を開けていられない。また、まるで光を発するようで、まともに見ていられない」

とあり、さらに、

「『まぶしい・まばゆい』は『目映しい・目映い』とも書く」

とありました。これ、関係ありそうです。

(2013、5、27)

2013年5月28日 18:13 | コメント (0)