新・読書日記 2013_093
『嘘の見抜き方』(若狭勝、新潮新書:2013、5、20)
テレビでもおなじみの元・特捜検事の弁護士。「ミヤネ屋」にも以前ご出演いただいたことがあります。26年の検事経験から嘘を見抜く「プロの技術」を公開!
まず嘘には大きく分けて4つの種類があると。それは(1)防御の嘘(2)背伸びの嘘(3)欺瞞の嘘(4)擁護の嘘。このあたり「フムフムなるほど」と読み進めた。「背伸びの嘘」を吐く人、わたしの知っている人でも数人います!
このほかに、「人は気づかぬうちに嘘をつく」という項目もあったが、そうなんです、脳は記憶を勝手に自分に都合のいいように塗り替えるんです!だからそんな「人間」の証言や自白、どこまで信用できるか分かりません。本当のことを本人は話しているつもりで、"毛ほども"疑っていないんですから。でも客観的には「事実ではない」ということもある。本人はウソをついている意識は無いにも拘わらず、ですよ。だから難しいんですよねえ・・・と納得の一冊です。
star3_half