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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_088

『統計学が最強の学問である』(西内啓、ダイヤモンド社:2013、1、24第1刷・2013、3、26第5刷)

なんだか売れているそうだ、この本。真っ白な表紙はカバーを付けないと手垢で汚れてしまいそうである。著者はなんと1981年生まれ!若い!まだ30そこそこ。

統計学には、苦い思い出が・・・。30年以上前の大学時代、ちょうどこの本の著者が生まれた頃に、大学の授業で興味を持って受けた。しかし・・・数学ができないと、全くチンプンカンプン!全然わからなかった。コンピューターの授業も受けた。当時は、この本に写真が載っているように「パンチカード」で穴を開けて、そのカードをフローチャートに従って並べて、読み込ませる。しかし、順番を違ったりすると、ただ「ERROR」と出る。どこがエラーなのかは、全く分からない。「こりゃ、ダメダ」と思ってあきらめたという、苦い思い出が・・・。「フォトラン」というコンピューター言語でした。ま、相性が悪いです。

この本は、ところどころ面白い所もある。特に統計学の歴史について書かれている部分は、興味深かった。しかし、いきなり「カイ二乗検定」やら「p値」とか「ランダム化」とか、全然わからん。「ランダム化」についてはかなり説明しているものの、それ以外の言葉に関する説明が「自明の事」として処理されているようで、これでは素人はわかりません。残念。


star3

(2013、5、12読了)

2013年5月14日 23:17 | コメント (0)