新・読書日記 2013_079
『月(ゆえ)とにほんご』(井上純一・監修:矢澤真人筑波大学教授、アスキー・メディアワークス:2013、2、22)
「中国人嫁日記」の著者による続編、「中国嫁日本語学校日記」。中国人の若い(20代)お嫁さんをもらった40代オタク男。そのヨメが日本語学校に通いだした。その奮闘ぶりと、日本語を学ぶ外国人との交流を描いた、コラムの混在した文字の多い漫画本。ヨメの名前は「月」と書いて「ゆえ」を読む。タイトルは「月とスッポン」に引っ掛けたんだろうなあ。
内容で驚いたのは、「すごいおもしろい」といような「すごい」を使うのは「若者」たちだと思っていたら、どうも違うらしい。「すごい」を使うのは40代~60代、文法的に正しい「すごく」を使うのは70代以上、そして、若者は「めっちゃ」などの強調語を使うということが書かれていて、「そうなんだ!」とびっくりしました。
star4