新・読書日記 2013_060
『孤独な放火魔』(夏樹静子、文藝春秋:2013、1、20)
表題作と「DVの行方」「二人の母の三作」。300ページ。読みごたえがあった。
「裁判員制度」が導入されてはや5年(だったよね?)。すっかり定着した・・・というよりは、当初ほどの注目が薄れている。その中で、裁判員たちを主人公にしたこの小説は、裁判員制度の現状と問題点を「小説」という形で浮き彫りにしていると思った。
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『孤独な放火魔』(夏樹静子、文藝春秋:2013、1、20)
表題作と「DVの行方」「二人の母の三作」。300ページ。読みごたえがあった。
「裁判員制度」が導入されてはや5年(だったよね?)。すっかり定着した・・・というよりは、当初ほどの注目が薄れている。その中で、裁判員たちを主人公にしたこの小説は、裁判員制度の現状と問題点を「小説」という形で浮き彫りにしていると思った。