新・読書日記 2013_046
『あの実況がすごかった』(伊藤滋之、メディアファクトリー新書:2011、8、31)
「名実況」と言えば、古くは1936年ベルリンオリンピックの「前畑頑張れ!」、1964年東京オリンピック開会式の「世界中の青空を全部東京に集めたような」、同じく女子バレーボール決勝の「金メダルポイント」、体操の「ウルトラC」などがありますが、それよりも新しい時代の「名実況」を集めた本。
野球、駅伝、サッカー、オリンピックと、「確かにその実況は聞いたな」というのもあれば、「へえー、そんなのがあったのか」というものも集めてある。
中には、1998年9月13日、イタリア・セリエAのペルージャに入団した中田英寿選手が、デビュー戦で2ゴールを挙げた試合の実況もあった。その実況アナウンサーとして名前が出て来たのは、読売テレビの入社試験を一緒に受け、その後TBSに行って、現在はWOWOWでスポーツアナウンサーをしている「柄沢晃弘アナウンサー」だったのだ!知らなかった!そのことをこの本で初めて知って、ちょっと「うらやましいな」と思いました。
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