新・ことば事情
5003「ケミストリー」
訪米した安倍首相が、オバマ大統領との首脳会談を終えての会見で、
「お互いに『ケミストリー』を感じた」
と。その「ケミストリー」に、
「相性」
という訳が。辞書を引くと確かに「相性」が載っています。
「ケミストリー=化学」
だと思っていたら、「相性」という意味があったんですねえ・・・。勉強になりました。
きっと「気持ち」に「化学反応」が起きるということなんでしょうね。
音楽デュオの「ケミストリー」も、二人の間に「化学変化」が起こって新しい音楽が生まれるということかな?それとも「相性」の意味かな?
ちなみに、江戸時代後期から明治時代にかけて、「化学」と平行して、
「オランダ語のchemi」
の音を漢字で写した、
「舎密(セイミ)」「舎密(セイミ)学」
と表記・発音もされていたということです。