新・読書日記 2013_025
2013読書日記025『ていねいなのに伝わらない「話せばわかる」症候群』(北側辰夫・平田オリザ、日経ビジネス人文庫:2013、1、7)
同じ文化、同じ風土の中に住んでいて、文化的に単一だから「話せばわかる」、あるいは「話さなくてもわかる」だが、前提となる文化が違うと、話してもわからない。"国際化"とはそういうこと。相手の文化を理解して、それはそれとして受け入れるか受け流す。それがないと、話は伝わらない。世代間でも同じ。そんな話を、フィンランドでの経験がある北川達夫さんと、劇作家の平田オリザさんが対談で。でもこの対談でさえ、それぞれの言葉が、それぞれ一方的に述べられているような気がしてしまった・・・。
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