新・読書日記 2013_023
『よりぬきサザエさんNO.4』(長谷川町子、朝日新聞出版:2013、1、30)
『よりぬきサザエさん』の復刻板(?)が13巻シリーズで出た。1冊1000円。それが、予約段階で大変な人気という記事を読んだ。よく行く本屋さんに出ていたので、1冊買った。なぜか「NO.4」からしか、置いてなかったので、とりあえず第4巻を。どこから読んでも同じでしょうから。
読んだことがある4コマもあったが、今読んで感じるのは、やはり時代を感じさせるネタが多い。家の中にネズミが出たり、ちゃぶ台や、町内のごみ箱。タバコ屋のおばあさんに、旧式の電話。火鉢や、そう「きょう刑務所から出て来たんだ、ゴムヒモ買ってくれ。買ってくれないと帰らないぜ」という「押し売り」だって、昭和の文化遺産ではないか。先日、昭和の大横綱・大鵬が亡くなったが、作者は亡くなってもいまだに生き続ける「サザエさん」も、昭和の文化遺産だ!長谷川町子に国民栄誉賞が出たのなら、王貞治に国民栄誉賞が出たのなら、大鵬幸喜に国民栄誉賞が出て当然だろうと思う。話が横にそれたが。
いま小学生の娘にも、ぜひ読ませておきたいと思う。私が子供のころに『のらくろ』の復刻本を買ってもらって読んだが、あれは後々、勉強になった気がする。旧仮名遣いの読み方も覚えたし。
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