2013_020
『仏教漢語50話』(興膳宏、岩波新書:2011、8、20)
著者は1936年福岡県生まれ。京都大学教授、京都国立博物館館長を歴任した京都大学名誉教授。専攻は中国古典文学。日経新聞の土曜か日曜の最終面に、漢字のコラムを連載していた時は読んでいた。
ちょっと難しい感じであるが、大変勉強になる一冊!呉智英さんと宮崎哲弥さんの本よりは簡単・・・というか、とっつきやすかった。
キリスト教は直線的、仏教の輪廻は螺旋的だと思った!
(2013、1、20読了)
2013年2月 3日 22:25
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新・読書日記
2013_019
『底抜け合衆国~アメリカが最もバカだった4年間』(町山智浩、ちくま文庫:2012、3、10)
以前、購入していた「町山」本。読みました。2000年から2004年に書かれたものをまとめたもの。その時代は、例の「9・11」があった「2001年」を含んでいるが、要は、「ブッシュJR」の1期目の大統領の時代。「9・11」の報復で、なぜかイラクに戦争を仕掛けた。「アフガニスタンはわかっても、イラクはなんでやねん?」と、皆が思っていたが、なぜか攻めたという・・・。なんだかおかしい流れになっていた「ゼロ年代」前半のアメリカの動きを、裏も表も読めます。日本は「小泉時代」ですよね。そろそろ、その時代を清算して、前に進まなくては!と思わせましたね。
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(2013、1、22読了)
2013年2月 3日 18:23
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新・読書日記
2013_018
『福岡ハカセの本棚』(福岡伸一、メディアファクトリー新書:2013、12、31)
サブタイトルは、ちょっと長いが、「思索する力を高め、美しい世界、精緻な言葉と出会える選りすぐりの100冊」。
で、本を一冊ずつ紹介しているのかと思ったら、そういう形の紹介ではなかった。福岡ハカセの話の中に、流れるようにその読書体験に基づく「本」が挟み込まれていく。絵画の紹介をしているような感じ。
これまでに、福岡ハカセのいろんな著作の中で、すでに紹介されたものもあったが、ちょうどその後に読んだ成毛眞さんの『面白い本』という、やはり100冊の本を紹介する本に、「同じ本」が紹介されていたので、その本は「必読」ですね。え?何の本か?って?ジェームズ・D・ワトソンの『二重らせん』。遺伝子の秘密について。面白いらしいですね。読―もうっと!
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(2013、1、17読了)
2013年2月 3日 13:20
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新・読書日記
2013_017
『学び続ける力』(池上彰、講談社現代新書:2013、1、18)
「学び続ける力」について「勉強する」ために読む人は20代~30代の方、そして40代以上の方はは「若い人にどのように教えるか?」という「先生側」のテキストとして読むといい本ですね。池上さんがどんなことを考えながら、東工大で大学生たちに教えているかがよくわかって、参考になりました。ありがとうございます。
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(2013、1、26読了)
2013年2月 3日 10:16
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新・読書日記
2013_016
『建築探偵 東奔西走』(文・藤森照信、写真・増田彰久、朝日文庫:1997、1、1)
『ぼくらの近代建築デラックス!』(万城目学・門井慶喜、文藝春秋)を読んでいたら、この本のことが出て来たので、勢いで読みました。
いやあ、早く読めば良かった。赤瀬川原平、南伸坊らの「路上観察学会」のメンバーとして藤森先生のことは知っていたが、文章を読んだのは、おそらく初めてかも。写真も美しいし、良い本ですね、文庫だけど。「刑務所」も近代建築になるんですね。そして美しい刑務所も。それを設計した人が、なんとジャズピアニストの山下洋輔さんのおじいさん(だっけ)とは!?全然知りませんでした。三菱財閥の岩崎小弥太の熱海別邸、スゲー!ひと山全部が持ち物。その中に建てられた洋館は・・・。いやあ、すごいですねえ。歴史ですねえ。
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(2013、1、24読了)
2013年2月 2日 22:14
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新・読書日記
2013_040
『国の死に方』(片山杜秀、新潮新書:2012、12、20第1刷・2012、12、21第2刷)
奥付を見てビックリしたのだが、「12月20日に第1刷」が出て、「翌21日に第2刷」って、ものすごくないか?そんなの、見たことありません。
「緊急地震速報」の不気味な2つの音の「作曲者」が、あの「ゴジラ」の曲を作った「伊福部昭」の「甥」であるというのは、意表を突かれた。その「ゴジラ」とは、水爆、第五福竜丸、放射能災害、自然災害の象徴であると。なんだ、「今の日本」と引き写しではないか・・・。
歴史を遡り、あきらかに「過去の歴史」に学びながら、「現在」の姿が「そっくり」に進んでいる様を、丁寧にオーバーラップさせる。大東亜戦争に突っ込んでいったときの「政党政治」の終焉、「独裁者」なき「独裁」、1918年、第一次世界大戦が終わった後の「米騒動」に始まる「食糧問題」・・・TPPとどう違うのか?しかもその犠牲になったのが「東北地方」とは・・・。
最後の方の章で「国体」とは何かについて論じている。(まさか間違わないと思いますが、
「国民体育大会」の略称ではありません、一応。)「国体」とは・・・そうだ、「この国のかたち」と司馬遼太郎が書いたのは、まさに「国体」のことではないか?そして、数年前から政府が有識者を集めて行っている「新しい公共」についての会議というのも「国体」の事を話し合っているんじゃないか?そして「国体」とは・・・
「命を懸けてでも守るべき理想」
と言いますか・・・具体的には、戦前は「天皇(制)」(→国体護持)であったが、「現代の国体」というのは、
「日本国憲法」
なのではないか?そうすると、 いわゆる「護憲」というのは、現代の「国体護持」なのか?そんなことを、通勤電車の中で考えさせられました。
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(2013、2、28読了)
2013年2月28日 20:58
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新・読書日記
2013_039
『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』(NHK_PR1号、新潮社:2012、10、25)
タイトルの「中の人」につられて購入。
NHKの広報局がツイートを公式に始めて3年なんだと。それにはあまり興味はない。
文体は、さくらももこ。好きかと言われると微妙・・・。おそらく年代は「さくらももこ」と同じ40代半ばの女性。今は広報局だけど、制作現場経験が長い独身者・・・などと、勝手に失礼な想像をしてしまうので、匿名に近い「NHK_PR1号」
というペンネームは(本にするときには)どうかと思う。でも、名乗れないもんなあ。
真面目に参考になったのは、東日本大震災の時のツイッターでの対応。
やはり、たとえ一人でも、多くの命を救える可能性があることは、私たちの仕事に就いている人は、ためらわずにやるべきなのだと、改めて感じた!
それにしても「中の人などいない」という言葉は、吉田戦車の「かわうそ君」の言葉だったとは!もう忘却の彼方にあったが、確かにそうだったような気がする。そうすると、もう20年ぐらい前から言われていたのだなあ・・・。
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(2013、2、24読了)
2013年2月27日 10:05
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新・読書日記
2013_038
『ザ・卍固め』(万城目学、ミシマ社:2013、2、20)
マキメのエッセイ集。かなり、身を削って書いている感じがして好感が持てる。特に、東電株1000万円分(!!)が、まるで紙屑のよう(でもないか・・・)になった後の「株主総会潜入リポート」は、ドキドキした。「瓢箪の栽培」も意外であった。台湾のサイン会の様子も新鮮でした。総じて面白かったです!
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(2013、2、23読了)
2013年2月26日 23:01
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新・読書日記
2013_037
『神の雫36』(作・亜木直、画・オキモトシュウ、講談社:2013、2、22)
この本の出版元が『宇宙兄弟』と同じ講談社だったと、いま気付いた!
第十一の使徒は、スペイン!楽しみだなあ!僕もいまスペインワインは実地で勉強中?だし。最近、スペイン風バル、増えてますよね。えらそうな言い方になるけど、時代が15年ぐらい遅れてやってきている感じがします。たはっ!
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(2013、2、24読了)
2013年2月26日 20:59
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新・読書日記
2013_036
『宇宙兄弟20』(小山宙哉、講談社:2013、2、22)
やっとつかんだ信頼、仲間の輪、アクシデントと冷静なプロの対応、成功へのステップ、支えてくれる人と、妬み、単なる人の好き嫌いで判断するイヤな奴、でも権力を持っている・・・「このバカヤロー!!」と思わず叫びたくなる気持ちで拳を握りしめて、21巻が出るのを待つ!
あ、そうだ!4月から「宇宙兄弟」のアニメが、朝早い時間の放送から、なんと、
「土曜の夕方5時半から」
に枠が移動します!
これで見やすくなるね!
見てね!!
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(2013、2、23読了)
2013年2月26日 16:56
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新・読書日記
2013_035
『穏やかな死に医療はいらない』(萬田緑平、朝日新書:2013、2、28)
タイトルが、そのまま主張したいテーマを伝えています。
あとはその具体的な例が記されている。
医者は「治療」するもの。そうすると、「余命○か月」となった段階で、本来は静かにその「命」を燃焼させてあげればいいが、「何としてでも治療する」のが医師しての役目、と皆が思っているし、「治療以外のことを、医者はしない」のだから、抗がん剤使って「1分でも1秒でも長く生かす」方向に行ってしまう。しかし「QOL(クォリティー・オブ・ライフ)」を考えると、それは違うのではないか?枯れるようにだんだん痩せて死んでいくのが「自然」。それをお手伝いする医療関係者とは?というような視点。
この本の前に読んだ『看取り先生の遺言』に共感して読み終わった直後に、本屋さんで目に入った一冊なのですぐに購入、読み終えた。これからの「看取り医療」の方向性を示す一冊。
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(2013、2、21読了)
2013年2月26日 10:54
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新・読書日記
2013_034
『看取り先生の遺言~がんでやすらかな最期を迎えるために』(奥野修司、文藝春秋:2013、1、25)
3000人の最期を看取った肺がん専門医が、がんにかかったとき・・・これまでにもそういった手記はいくつか読んだことがあった。30歳前後の時に、日本で臓器移植が注目され、生体での移植手術が京都大学病院を中心に行われた頃、臓器移植の本と共にその関連で「終末医療(ターミナルケア)」の本をよく読んだ。あれから20年、私も50代に入り「知命」の年を過ぎると、また、こういったことに興味が出だした感じがする。
この本は著者の名前で読んでみようかなと思った。これまでにも奥野氏の本は、何冊かノンフィクションを読んだことがあったから。
主人公・岡部医師の「遺言」という形で語られていくノンフィクション。ただ途中で著者・奥野氏の「語り(説明)」も入るという形式は、最初のうちは慣れなくて、ちょっと違和感があり読みにくかったが、100ページを超すあたりから入っていけるようになった。
抗がん剤等の治療は(最初は)行わずに、医者から言うと「奇跡」のように余命が伸びた。少しずつ、枯れるように「死」に近づくが、苦しみはない。痛みの緩和ケアは行いつつ、篠直前まで食欲はある。エネルギーをためられないので、その日生きるカロリー(熱量)をその日の食事で摂っているような感じで、「そんなに痩せているのに、そんなに食べるの?本当にがん?」というような感じだったそうだ。病状は、人それぞれなのだ。
それと、岡部医師は「死に向かうがん患者にとって必要なのは『治療』ではなく『心の安らぎ』だ。そのためには『チャプレン』の導入が必要だ」と説く。「チャプレン」は、宗教的な支えを必要とする患者や家族への精神的サポートを行う、牧師に準じた職業をいう。実はこの耳慣れない単語を、私は知っていた。「チャプレン(仏教の坊さん)兼外科医」という男を主人公にした漫画を読んでいるからだ。どうも世の中は、そういったものを欲しているようである。といっても、これが一般化するのは、おそらく10年から15年後になるような気がするけど・・・なんとなく。岡部医師自身は、2012年9月に死去。
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(2013、2、16読了)
2013年2月25日 18:51
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新・読書日記
2013_033
『一週間はなぜ7日になったのか』(柳谷晃、青春出版社:2012、6、15)
大変興味深いタイトル。サブタイトルは「数学者も驚いた、人間の知恵と宇宙観」。たしかにすごい。どれだけ詳しく鋭く観察して、また深い洞察力をもって「暦」を作っていったのか。数字と演技を担ぐ話やらアラビアのすごさやら、まあ、大変勉強になる一冊であることは間違いありません!オススメです。
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(2013、2、9読了)
2013年2月25日 15:39
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新・読書日記
2013_031
『「30分遅れます」は何分待つの?経済学』(佐々木一寿、日経プレミアシリーズ:2012、12、10)
ユニークなタイトルが気になっていたが、「買っても、そんなに大したことないんじゃないかな・・・」と、手を出すのをためらっていたが、出張に行く時の京都駅の書店でみかけて、つい買ってしまいました。内容は、読みやすい文体で、興味深い項目がいくつもあるんだけど、実は「ちょっと難しめの経済学解説本」といった感じ。
奥付の後ろの「日経プレミアシリーズ」の出している本の広告を見たら、結構、このシリーズ、私、読んでました。
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(2013、2、13読了)
2013年2月17日 20:59
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新・読書日記
2013_030
『吉本隆明という「共同幻想」』(呉智英、筑摩書房:2012、12、10)
難しゅうて、やがて悲しき吉本隆明。
亡くなってから、こんなにケチョンケチョンな弔辞を読まれるのは、悲しい。でも、正しい見方であれば仕方ないという感じか。本書の最後に、
「言論にとって義とは何か。如上の倫理を世に問うてみたい。擬制の終焉を迎えるためにである。」
とある。終章のタイトルは、
「吉本隆明って、どこが偉いんですか?」
つまり「裸の王様の告発」が、呉智英のやりたいことであり、真骨頂なのだ。
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(2013、2、11読了)
2013年2月17日 12:27
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新・読書日記
2013_029
『シルバー川柳~誕生日ローソク吹いて立ちくらみ(社団法人全国有料老人ホーム協会、ポプラ社:2012、9、11第1刷、2013、1、23第15刷)
話題の本。88句しか載ってなくて1000円は高いと思うが、イラストがかわいいのと、帯に「25万部突破」とあるのに惹かれた。
「シルバー川柳」は、2012で12回目を迎え、応募総数は11万!6歳から100歳まで幅広い。でも、「台所・お風呂の川柳」の平成19年最優秀作品が31ページに載っていて、最後のところに小さな字で「入選取り消し」って書いてあるけど、それって「チェックが甘かった」ということか?
88句しかないから、ここで紹介してしまうと、商売のじゃまをすることになるといけない。タイトル以外の1句だけ、気に入った句を紹介して、お茶を濁す。
「できました 老人会の 青年部」
超高齢化社会ですから。
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(2013、2、11読了)
2013年2月16日 13:26
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新・読書日記
2013_028
『なんらかの事情』(岸本佐知子、筑摩書房 :2012、11、8)
なぜ評判がいいのか?というところに"何らかの事情"が存在するのかも。
純文学的なエッセイ。詩的なエッセイ。好きな人は好きなんだろうなあと。でも、わからない人は「それで、何を言いたいの?」と結論を求めて、「意味が解らない」となるかも。そういう世界じゃないんだけどなあ。
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(2012、2、9読了)
2013年2月12日 13:07
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新・読書日記
2013_025
『壬生狂言』(壬生寺/編・写真/井上隆雄、淡交社:2000、3、27)
2月2日、3か月ぶりぐらいでニュース当番でした。そこで読んだニュースが、「節分」を翌日に控えた京都・壬生寺の「壬生狂言」のニュース。その原稿に、「普段演じられるのは『30曲』だが、この時期は『"節分"という演目だけ』を演じる」と書かれていました。その「『曲』という助数詞の表現はそれでいいのか?」とデスクに聞くと、「取材記者が、そう書いてあるので」と言うので、そのまま読みました。家に帰ると、10年ぐらい前に、壬生寺の松浦俊海貫主から頂いた、まさにその名も「壬生狂言」の本が。カラー写真がふんだんに使われ、日本語と英語で、「30曲」の演目の解説が載っている本でした。もらった時(平成12年だから13年前)にはパラパラと見ただけでしたが、今回は、もうちょっとしっかりと読みました。松浦貫主、お元気ですか!?
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(2013、2、3読了)
2013年2月10日 10:05
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新・読書日記
2013_024
『面白い本』(成毛眞、岩波新書:2013、1、22)
このところ、「岩波新書」が頑張っているような気がする・・・というか、まあ、私好みの本を多く出している感じがするだけなのだが。
この「本の本」は、目次の後に「そのあと紹介される100冊」プラス「鉄板すぎて紹介するのも恥ずかしい定番の本9冊」のリストがさっそく載っている。それを眺めてみると、「読んだことがある本」が7冊、「持っているがまだ読んでいない本」が3冊、「その本が原作の映画で見たことはあるが、原作の本は読んでいないもの」が4冊でした。
まだ読んでいないけど「読んでみたいな」という本もたくさんありました。
白黒の写真で「その本の表紙」が全部紹介されているのは良かったのだけど、「値段」を書いておいてほしかった。結構、高そうな本もあったので。ま、自分で調べればいいのですが。
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(2013、2、1読了)
2013年2月 9日 17:04
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新・読書日記
2013_023
『よりぬきサザエさんNO.4』(長谷川町子、朝日新聞出版:2013、1、30)
『よりぬきサザエさん』の復刻板(?)が13巻シリーズで出た。1冊1000円。それが、予約段階で大変な人気という記事を読んだ。よく行く本屋さんに出ていたので、1冊買った。なぜか「NO.4」からしか、置いてなかったので、とりあえず第4巻を。どこから読んでも同じでしょうから。
読んだことがある4コマもあったが、今読んで感じるのは、やはり時代を感じさせるネタが多い。家の中にネズミが出たり、ちゃぶ台や、町内のごみ箱。タバコ屋のおばあさんに、旧式の電話。火鉢や、そう「きょう刑務所から出て来たんだ、ゴムヒモ買ってくれ。買ってくれないと帰らないぜ」という「押し売り」だって、昭和の文化遺産ではないか。先日、昭和の大横綱・大鵬が亡くなったが、作者は亡くなってもいまだに生き続ける「サザエさん」も、昭和の文化遺産だ!長谷川町子に国民栄誉賞が出たのなら、王貞治に国民栄誉賞が出たのなら、大鵬幸喜に国民栄誉賞が出て当然だろうと思う。話が横にそれたが。
いま小学生の娘にも、ぜひ読ませておきたいと思う。私が子供のころに『のらくろ』の復刻本を買ってもらって読んだが、あれは後々、勉強になった気がする。旧仮名遣いの読み方も覚えたし。
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(2013、2、2読了)
2013年2月 5日 12:32
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新・読書日記
2013_022
2013読書日記022『大鵬幸喜追悼号~相撲2月号増刊』(ベースボールマガジン社:2013、1、31)
1月19日、第48代横綱で"昭和の大横綱"大鵬さんが亡くなった。
その追悼号。言うまでもなく「巨人・大鵬・卵焼き」に代表される、高度経済成長期の日本、昭和の日本の象徴的なヒーロー・大鵬さん。72歳で永眠。
実は、私が物心ついたころ・・・というか相撲にハマッたのは、柏戸・大鵬よりも少し後、大鵬引退のきっかけとなった、昭和46年夏場所5日目、大鵬の現役最後の土俵となった対戦相手「貴ノ花」の時代。輪島と貴ノ花、そして北の湖、千代の富士につながる時代である。それでも、燦然と輝く「優勝32回」を知らないわけもなく、45連勝ももちろん(後追いで)知っている。王貞治さんと同い年。一つの時代が終わったのだと、感じざるを得ない。記念に購入。大鵬と幕内で対戦した81人の力士全員が載っているのは見もの。大鵬から10勝以上あげているのは柏戸と北葉山の2人だけ。でも、朝潮太郎は4勝4敗の五分、栃錦は1勝0敗、福田山(知らない・・・)は2勝0敗!32回の優勝についても詳しく書かれているし、貴重な資料です。50ページの冊子なのに840円もしたのには驚いたけど。
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(2013、2、1読了)
2013年2月 4日 19:30
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