新・読書日記 2013_016
『建築探偵 東奔西走』(文・藤森照信、写真・増田彰久、朝日文庫:1997、1、1)
『ぼくらの近代建築デラックス!』(万城目学・門井慶喜、文藝春秋)を読んでいたら、この本のことが出て来たので、勢いで読みました。
いやあ、早く読めば良かった。赤瀬川原平、南伸坊らの「路上観察学会」のメンバーとして藤森先生のことは知っていたが、文章を読んだのは、おそらく初めてかも。写真も美しいし、良い本ですね、文庫だけど。「刑務所」も近代建築になるんですね。そして美しい刑務所も。それを設計した人が、なんとジャズピアニストの山下洋輔さんのおじいさん(だっけ)とは!?全然知りませんでした。三菱財閥の岩崎小弥太の熱海別邸、スゲー!ひと山全部が持ち物。その中に建てられた洋館は・・・。いやあ、すごいですねえ。歴史ですねえ。
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