新・ことば事情
4961「サンテと参天」
突然ですが、
「『サンテ』はフランス語で『健康』」
ということを、どこかの本で読みました。それで「ハッ!」としたのは、
「参天製薬」
の「参天」は、この「フランス語で『健康』」から来ているのではないか?ということです。そこで、「参天堂製薬」の「参天」の名前の由来を、メールマガジン『名前の由来』から調べてみたところ、
「儒教の『四書』の一つ『中庸』の一節の『天機参与(天の意志に従うこと)』にちなんでおり、『天の命令に従い、人々の健康に貢献する』という理念を導き出し、『参天』と命名されています。」
とありました。
なんだ、違ったか。残念。
ホームページの「沿革」によると、「参天製薬」は、1890年(明治23年)「田口参天堂」として創業。風邪薬「ハカリ印ヘブリン丸」を発売。1896年(明治29年)には「田口参天堂合資会社」を設立。1925年(大正14年)、株式会社化し「参天堂株式会社」が設立されたそうです。その後、1945年(昭和20年)「参天堂製薬株式会社」に社名変更。さらに1958年(昭和33年)「参天製薬株式会社」に社名変更されたとのことです。
まさに「老舗」ですよね。
大阪市内にある会社です。